基山町「ようこそ井戸端会議へ!」プロジェクト ~優しいお母さんでいたいのにね~
”お母さんが幸せでないと子どもも幸せじゃない”。だからお母さんを少しでも笑顔にしたい!と言う気持ちで活動されている久保田さんのお話を聞いて来ました。今回は参加者である私たち子育て世代のお母さんの立場でお話ししてくださいました。
怒りすぎて自己嫌悪
子どもを怒った後、怒られたのは子どもの方なのに怒ったこちらが辛くなる事ってありませんか?感情的に怒ってしまった自分が嫌になり子どもに申し訳なくて涙が出る事、私にもあります。
でもそういうお母さんは弱いお母さんなのでしょうか?と久保田さん。
そしてそういうお母さん達を支援している久保田さんたちは時として「(子育て世代を)甘やかしている」と言われる事もあるそうです。
しかし、久保田さんは病気のある人は公認で支援が受けられるけれどそうでない人は『みんなやってきたことやけん』と言って産後直ぐから当然の義務として子育てを背負わされる。だから辛かったり分からなくて悩んで苦しむのは当たり前。と言われました。だから弱かったりワガママだから上手く子育て出来ないなんて思わなくていいよ、との事。
ここは安心して話せる場
この会が始まってすぐに久保田さんは以下のことをお話しになりました。
・涙が出ても大丈夫だよ。それは弱虫の涙じゃないから。涙が洗い流してくれることもあるからね。
・(悩んだり苦しんだり)自分だけじゃないよ。だから安心して話していいんだよ。
・(久保田さんは)専門家じゃないからこそ、安心して話せることもあるよね。
と。その言葉にピリッと緊張していた会場の空気が一瞬で和んだのを感じました。
あ・・・私、ここでは見栄を張ったり良いお母さんって服を脱いでも良いんだ・・・と肩の力が抜けたのです。
私にも子育て出来るはず!~根拠のない自信~
私、産婦人科にちょっとだけ勤めていた経験があったせいか「子育て、出来るやろうな~」と根拠のない自信があったんだと思うんです。今思うと。出来ないはずがない、みたいな。
でも実際は妊娠中がハラハラドキドキしすぎてそんな子育ての準備も出来なかったですし、産んで初めて「思ってたのと全然違う!!」と相当混乱したんです。
久保田さんも同様に子育て出来るだろうと思ってあったそうですが、実際は思い通りに行書ない事も多くとてもモヤモヤされたそうです。中でも私が一番驚いたのは、いつも優しくて笑顔が素敵な久保田さんがイヤイヤ期のお子さんを、つい怒鳴ったこともあったと言うお話しでした。
車の中等密室での歯止めのきかない怒りであったり、どうしようもない気持ちをぶつけてしまったと言う経験談に驚きつつも(あ・・・私だけじゃなかった・・・)と少しホッとした自分もいました。
母親ってなんだろう?
こう聞いたとき、何を思い浮かべますか?子どもを愛し全てを捧げて一心不乱に子育てをする女性?良い母親になろうと頑張っている人?
確かにそれもあるかもしれません。しかしここで久保田さんは
「母親って、無条件で子どもが愛してくれる存在」
と表現されました。母親の多くは自分の主観で「母親はこうあるべき」とか「これが母親」と考え、決めつけてしまいがちですが、その前に子どもにとっては大切な唯一無二の存在であるんですよね。疲れが溜まって余裕が無く、つい子どもを後回しにしてしまったり声を荒げてしまったとしても、そんな自分に勝手に傷つくこちらを余所にしばらくすると無邪気な笑顔を見せてくれるのも子どもです。罪悪感でいっぱいの私を気遣って「もう良いよ。何とも思ってないけん。お母さん好きやけん」と言ってくれる子ども。本当に子どもには完敗です・・・。
子育て中は”今”に精一杯で気づきにくいですが親って大体は子どもより先にアチラに行ってしまいます。その時に子どもの心の中で生き続け、辛い時に支えになれるのが親だと久保田さんは仰いました。
イライラしているときには難しくても、落ち着いたときで良いから沢山褒めて甘えさせてあげて。そうすることでその子の自己肯定感に繋がるから、も言われました。褒めるのも難しいことですが少しずつ出来るようになったらいいかな、と思いました。
一瞬で過ぎていく子育て
会の途中でブロガー(LICOさん)の『ママの毎日』というタイトルのブログの朗読がありました。今となっては遠い昔の事の様にキラキラと輝く独身時代を懐かしいような羨ましいような気持ちで綴ってある話から始まり現在の生活、そして未来へと繋がるキモチについてのお話しで、共感できる内容に思わず涙腺崩壊してしまいました。私の事を困らせ、悩ませ苦しめる存在なのか?とあんなに悩んだ子どもから本当は助けられ育てられいつしか愛おしい存在になってくれた子ども。
その難しくてイラついて(笑)でも時に予想外の事で笑わせてくれる子育ては振り返ると本当に一瞬で過ぎてしまうものなのかもしれませんね。
なかなかいいお母さんではいられませんが、やっと最近になって「不器用なお母さんでごめんよっ!」「お母さん何かイライラするけんちょっと待っとって貰っていい?」「お母さん本当は他のお母さんの中に行くのがとっても苦手やけん、今度のアレ、お休みしたらダメかな」と素直に子どもに言えるようになってからだいぶ楽に子育て出来るようになってきた気がします。
久保田さんのお話を聞いて、本当の自分で「子育て」について相談できたことが私にとって凄く救われました。
そんな特別な空間を作って下さる久保田さん、本当にすごいなぁと改めて久保田さんが大好きになった一日でした。
転勤族あつまれ~!
親愛なるぽっぽ・わ~るどさん(久保田さんはその中のお一人です。)が来週イベントを開催されます。
前回大好評だった『親子でほっこり、わらべうたタイム♡』。わらべうたを通して子どもとゆったりしたひと時を楽しんでみてはいかがでしょうか?
なかなかお友達を作るのに勇気がいる・・・(見た目に反して実は私もそうです。)と言うママもこういう機会を利用してみてはどうでしょう?きっかけがあると案外いつの間にか気の合う方とお友達になれたりしますよ♪
【お問合せ】
ぽっぽ・わーるど
電話;0942-83-7415(月~水の10時~15時)
住所; 佐賀県 鳥栖市元町1228-2
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